灰仭巫覡の作中では、エヴァンゲリオン的な表現がいくつか見られます。
大暮先生が意図しているかは定かではありませんが、私の主観でピックアップしております。
なので、間違っていたらごめんなさいですが。
夜→使徒
灰仭巫覡の敵に当たる『夜』
これは、エヴァでいうところの使徒で間違いないでしょう。
ただし、使徒と違うのは数に限りがないこと。大暮先生の想像力の限り、夜は無限に生み出されます。
これなんか、もろアレだと思ってしまう。
夜もまたこの星の一部であり、我々の一部であるということ。
敵のようであり、仲間のようであり、見る方向によって善悪が異なること示しているようです。
巫覡(パイロット)という表現
灰仭巫覡の作中では、神楽の舞手である巫覡を『パイロット』と称しています。
パイロットには誰でもれるわけではなく、少なくとも巫覡魂体質が必要となります。
巫覡魂体質は霊磁の力を集めやすく、夜などに影響を与えやすく、影響を受けやすい。
今現在、作中で巫覡魂体質が確定しているのが『仭』と『縁』の2名です。
おそらくですが、『ガオ』や『ナツとフユ』も巫覡魂体質でしょうし、ガオの母親も間違いないでしょう。
ただ、パイロットと表現しているだけで、何かに乗って操縦するというわけではないようです。
祟り刀の全貌もよくわかっていませんが、舞によって間接的に操作するということなんでしょう。
積み荷はアダムかネブカドネザルの鍵
日本へ移動中のガオを追ってきた『颱の夜・キャサリン』
ガオを含む大英帝国降神師団を追ってきたと思われたが、実は武装タンカーの積み荷がターゲットとのこと。
これって、エヴァンゲリオンで加地さんが極秘裏に運んだ『アダム』あるいは『ネブカドネザルの鍵』を連想させるシーンです。
積み荷の何かを『夜』が取り返そうとしているのか。
あのコンテナの中に『夜』に関わる重要な何かが隠されているのは間違いないでしょう。
防衛施設?結界装置?
作中、特に説明もなく背景として登場する謎の機械たち。
迎撃装置のようでもあり、夜の襲来に備えて街を守るために配備されていると推測されます。
まるで第三東京市のようです。
浮遊する装置もありますが、霊磁力をコントロールする結界装置のようなものかもしれません。
結界装置は新エヴァでも登場していますので、可能性は高いと考えています。
いずれ、これらの装置を総動員した総力戦も描かれるかもしれませんね。
大変動→セカンドインパクト
灰仭巫覡の世界観として、元々は我々の住んでいる世界と同じであり、途中からパラレルワールドとして描かれていると推測できる。
その根拠として、世界を構築する霊磁力も一昔前は存在せず、われわれのなじみ深い電気を使っていた時代があったということ。
電気はデジタルとして、霊磁はアナログとしてテクノロジーの源になっているということです。
少なくとも昭和までは同じ世界線であり、その後『霊磁力』を使うようになったようです。
そのきっかけが『大変動』と呼ばれるもので、エヴァで言うところの『セカンドインパクト』に該当するものと思われます。
何があったのかは現段階ではわかりませんが、『夜』が発生するようになったのも『大変動』がきっかけなのでしょう。
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